読み上げ算

読み上げ算は自分で実際に行うとわかりますが、よく言葉を聞き取ることが重要なポイントとなります。

読み手の読み上げを一字一句聴きもらさず、しかも指は先ほど読んだ珠を入れるという作業を並行して行います。

雑念が入ると高速で読み上げる数字が頭の中に入ってきません。集中が大切です。

 

昨日はそんな読み上げ算の練習をしました。みんな高速の読み上げに果敢に挑んでいました。

 

そろばんは、計算ができるようになるのはもちろんですが、このような練習の中で集中力、忍耐力、判断力、など様々な力がはぐくまれます。

 

先週土曜は教室を休みにして、東京のとある中学校の剣道の授業などを見てきました。文武両道のその学校は卒業までに武道は段位を取らせるとのこと。

ですから授業では、先生の厳しい指導が入ります。

 

段位を取るということはそういうことなんです。生半可な練習や気持ちでは取れません。今回全珠連の段位を受験した人たちは全員有段者となりましたが、目標段位に届かなかった人もおり、反省会を開きました。練習では点数が取れていたので油断したという声が聞かれました。そうしたら、次回何に気を付けて練習を重ねればいいのかよく考えてください。

 

有段の6年生が受験で戦列を離れている今、教室を引っ張って行っているのは3,4年生です。6年生が返ってきたとき、きっとみんなの頑張りにびっくりすることでしょう。

 

前出の校長先生が、誰もできない努力をするんだ、やる前に線を引くな、タナボタはない自分からとりに行け、チャンスを逃すな、あと1歩だけ踏ん張れなど子供たちに激励の言葉をかけていました。なんだか、そろばん界の先生方のお話を聞いている気分でした。

 

写真は友達と筑波大学敷地内をwalkingしていた時のものです。朝8時半ごろ、自転車で大移動している学生の群れに遭遇。校内が広いからみんな自転車移動なんですね。