恥を知れ!

インパクトの強い題となりました。

 

今日は神奈川からA君が久しぶりに練習に参加してくれました。

神奈川でもそろばん塾に通っている彼。

一緒にサーキットをしたのですが、3年前より・・・後退している。

しかし、全珠連暗算の練習をみんなと一緒にするうちにみるみる点数が上がってきました。

 

そのあとA君のお母さんと話したのですが、神奈川の塾では週3回6畳の部屋に30人近くが入り、結局席がないので、待たされ、正味30分くらいしか練習はできないと。家での練習も禁止とのこと。

 

なぜそんなことになっているかといえば、小学校6年までに段位が取れればよいとの考えで、早く取れたらやめてしまうので引き伸ばしにかかっていると。

 

小3で2級は早すぎるといわれたと・・・。6年生くらいになって、段位に届くよう根を詰めて練習させると。

 

そろばん教室の経営者でこのような人がいるとは聞いていましたが、生徒の伸びを第一に考える指導ではなく、己の経営ばかりが大事になって生徒の人生を考えない指導者がいることにショックを感じました。

 

このブログをお読みになっている方の中で、子供にそろばんを習わせたいという人がいたら、よくよく教室を見学することです。一番上手なクラスを見学させてもらい、自分の子供の数年後を想像することです。

そして指導者の熱意が感じられるかよく見ることです。

 

そろばん業界は2極分化されています。生徒の可能性を最大限に引き出す塾とつぶしてしまう塾と。間違ってもそのようなそろばん塾に自分の子供を通わせてはいけません。時間の無駄、ばかりではありません。

 

そろばんのだいご味は根気を養う、地道に練習し向上することを知る、努力の大切さを知るなどなど、計算力はもとより、もっともっと人生の核になるものがあります。珠算道です。

 

A君の通う塾では時間を無駄使いし、最後のつじつま合わせを覚えるだけで、かえって害になるということです。

 

指導者の誇りはどこにあるのでしょうか。

 

このブログをお読みになっている同業者の方がもしおられたら、私の意見にうなずいていると思います。同業者のブログをチェックする方は熱心な方だと思いますので。

 

今日は過激(!?)なブログになりましたが、久しぶりにA君のお母さんはじめ、皆さんと大爆笑でお話ができ、今までの受験の大変さが吹き飛び楽しかったです。

 

明日は全珠連暗算の受験です。今までたくさん練習してきました。チャンスは逃すな。ともに練習してきた仲間と一緒に自分の力を出し切ろう。