方向性

先週日曜、加山先生の珠算指導法の講習会に行って参りました。

 

そろばんの方法もいろいろありまして、私の教室でも入塾した時期によって指導方法が異なっています。

なるべくシンプルで、正確で早くできる方法を教えたいと思います。が、掛け算と割り算、初歩から上級、暗算へのつながりもあるので、ある方法だけを取ってきて教えると、一連の流れがなくなり、混乱のもとになります。新しい方法を取り入れるときはそれらを総合的に考えていく必要があります。

 

お引っ越しなどで転塾してきた人には進度にもよりますが暗算が伸びるのはどのような方法がその人にとって良いかという視点から珠算を指導していきます。無理に今まで練習してきた方法をすべて崩したりはしません。

 

今回加山先生の講演会で勉強になったのは方法だけでなく、割り算など実際の事例を上げて指導していくこともやはり大切であるということです。

低学年が多い現状で例えば開法(ルート)などに関してその時すべてを理解するのは難しいかと思います。

しかし理解力を見ながら説明だけは今後も行っていきたいと思いました。

そうした説明や声のかけ方一つが今後の算数や数学的考え方の手助けになると思います。

 

この講演会の後、伊藤先生、奥村先生と4時間余り指導法や教室運営についてお話して、家にたどり着いたのが真夜中でした。それぞれ方向性が異なるのですが、200人もの生徒を持つ奥村先生のお話を聞いて、うちの現在の生徒数でキャンセル待ちを出しているのは贅沢かなと思う今日この頃。まあ、現在の人数でも創設以来の大人数ですので、自分の指導力に見合ったところで力を発揮しましょう。質で勝負だ。